大磯町社会福祉協議会会長の鈴木豊男子(すずき とよひこ)です。
先日、友人が真面目な顔でこう言いました。「鈴木さん、俺はよ、将来自分が杖をついて回れる範囲の人たちとの関係だけを考えているんだ。」
これからますます高齢化社会が進み、2040年には65歳以上の割合が40%になるといわれています。高齢者福祉の会合で「自助・共助・公助に互助を加えるべきだ」という意見が出されて久しくなります。 福祉行政については町の福祉課と社協が連携を密にとって行うものですが、それだけでは追いつかず「向こう3軒両隣」の助け合いが必須の時代がいよいよ迫ってきていて、今後ますます地域の果たす役割が大きくなると予想されます。
大磯町社協はこの1年、組織改革に取り組み、情報の共有化と透明性の確保、また各事業を行うにあたってはしっかりした「ルール」に沿った運営を目指してきました。ご存じのとおり社会福祉協議会は社会福祉法に「地域福祉の推進を図ることを目的として市町村が作る」と法律に位置づけられています。また大磯町と大磯町社会福祉協議会は一体となって、大磯の地域福祉を推進させねばなりません。高齢者、障がいのある方、児童、全てのひとが「大磯に住んでよかった」「これからも大磯に住み続けたい」という大磯にするために努力していきたいと思っています。
すべての人は大切にされることを望み、また誰でもが大切にされなくてはならないと思います。
今後とも社協運営についてのご協力を強くお願いするものです。
令和6年4月1日