宮城県南三陸町に在住されている佐藤信一氏を招き11月25日(土)に大磯中学校で講演会を開催しました。佐藤氏は、写真屋を営んでいましたが、2011年3月11日の東日本大震災の津波で自宅及び写真館を失いました。発災直後からカメラを持ち当時の様子を「自分ができることは写真をとってありのままに写す。」という思いで写真を撮り続けました。講演では、写真(発災時の津波・避難所・住民の復興までの様子等)300枚を紹介しながら当時の様子を語っていただきました。
佐藤氏は、以前、チリ地震のときに南三陸町まで到達した津波の被害を教訓に避難訓練が毎年行われてきましたが、今回の地震では想定を超える地震であったことや自分は大丈夫だと思った人が多かったのではないか。」と話されていました。また、大きな地震が起きた時は、津波が発生すると思い、とにかく早目に高台に逃げることが重要です。と語られておりました。